縮尺1:50とは?
縮尺1:50は、最初の数字が図面上の大きさ、2番目の数字が現実の大きさを表す表記です。実際には、縮尺1:50の図面上の1センチが室内の50センチ、つまり0.5メートルに相当します。
比較的大きな縮尺なので、1枚の用紙に1部屋や小さな住戸が収まり、壁・建具・窓・家具を十分なゆとりをもってはっきり描けます。だからこそ、印刷サイズでもしっかり読める平面図が必要なときに、建築家・インテリアデザイナー・施工者は1:50を選びます。
縮尺係数は0.02、つまり1/50です。暗算するには、実際の長さを50で割れば図面上の長さになり、図面上の長さを50倍すれば現実の長さに戻ります。両辺で同じ単位を使うかぎり、どの単位でもこのルールは成り立ちます。
縮尺1:50はどこで使われる?
縮尺1:50は、建物全体ではなく室内と細部が重要な図面で活躍します:
- 住戸・室内平面図 — 集合住宅、戸建て、オフィスなどで、壁・建具・窓・造作家具を一目で読み取れる必要がある図面。
- 家具配置図・レイアウト図 — キッチン、浴室、リビングの計画で、家具・家電・通路を実際の比率で示します。
- 施工詳細図 — 壁断面、階段、取り合いなど、寸法や注記に余白が必要な図面。
- 設備図 — 空調・衛生・電気図で、機器や端末をすべて1枚に収める必要がある場合。
- 断面図・立面図 — 開口部高さ・天井高・仕上げを示す1階層分の垂直方向の図。
縮尺1:50の実例
具体的な換算でスケール感をつかみましょう:
- リビング — 6 m × 5 mの部屋は、図面上で12 cm × 10 cm。家具・寸法・注記の余白も十分です。
- 寝室 — 幅4 mの部屋は8 cm。ベッド・サイドテーブル・クローゼットの扉まで読み取れます。
- 廊下 — 長さ10 mの廊下は20 cm。すべての扉とスイッチを書き込めます。
- 住戸 — 長さ18 mの住戸は36 cm。A3用紙1枚で全体を提示するのにちょうどよい大きさです。
- 小規模オフィス — 15 m × 9 mの1フロアは30 cm × 18 cm。テナントと配置を打ち合わせるのに適した大きさです。