縮尺1:35とは?
縮尺1:35は、最初の数字が模型上の大きさ、次の数字が実物の大きさを表す比率です。模型上の1単位が実物の35単位分にあたるので、模型の1センチは実物の35センチになります。
1:48や1:72と違い、この比率は測定単位のきりのよい分数ではなく、製図台の上で生まれたものでもありません。タミヤは1962年にモーター走行するパンター戦車を発売する際、車体に収める必要があったモーターと電池に合わせて大きさを決めました。会長の田宮俊作氏が後に語ったところによれば、完成した模型はたまたま約1:35になっていたそうです。キットはよく売れ、他のメーカーも同じ大きさに合わせた結果、この半端な比率がミリタリーモデルの世界標準になりました。
縮尺係数は1/35、つまり約0.0286です。手計算では、実物の長さを35で割ると模型の長さが求められ、模型の長さに35を掛けると実物の大きさが求められます。両方が同じ単位であれば、どの単位でも同じように計算できます。
縮尺1:35はどこで使われる?
1:35はリベットや工具、乗員の装備まで表現できる大きさでありながら、完成した戦車が棚に収まる手ごろさもあります。
- 装甲車両モデル — タミヤ、ドラゴン、トランペッター、ミニアート、ズベズダなどの戦車や装甲車は、他のどの縮尺よりも1:35で多く発売されています。
- ミリタリーフィギュア — 乗員セットや歩兵セットは約5 cmで、伝統的な54 mmフィギュアよりわずかに小さい大きさです。
- ジオラマ — 建物、塀、柵、地形パーツが1:35で揃うので、市販キットだけで一つの情景を組み立てられます。
- 非装甲車両 — トラック、ジープ、オートバイ、火砲が同じコレクションを広げてくれます。
- 建設機械 — ミリタリー製品に合わせて、一部のショベルカーやクレーンも1:35で作られています。
縮尺1:35の実例
具体的な数字を見ると、大きさがつかみやすくなります。
- 兵士 — 身長1.8 mのフィギュアは模型で5.1 cm。
- ジープ — 全長3.4 mのウィリスは9.7 cm。
- シャーマン戦車 — 車体長5.9 mで16.9 cm。
- 現代の主力戦車 — レオパルト2の車体長7.7 mは22 cm。
- ヘリコプター — ヒューイの胴体長12.8 mは36.6 cm。1:35のヘリコプターに広い置き場所が必要なのはこのためです。