縮尺1:87とは?
縮尺1:87は、最初の数字が模型上の大きさ、2つ目の数字が実物の大きさを表す比率です。模型上の1単位が実物の同じ単位87個分に当たるので、模型の1センチは実物の87センチに相当します。
これはまさに、鉄道模型で最も普及しているHOスケールの比率です。名前は英語の「half O」、つまり古いOスケールの半分という意味で、HOの模型はその約半分の大きさです。正式にはHOは1フィートあたり3.5mmと定義され、正確には1:87.1になりますが、実用上は1:87に丸められます。線路の軌間は16.5mmで、実物の標準軌1435mmに相当します。
手で計算するときは、実物の長さを87で割れば模型の長さになり、模型の長さを87倍すれば実物の大きさになります。縮尺係数は1/87、つまり約0.0115で、両方が同じ単位を使っていれば、どの単位でも計算は成り立ちます。
縮尺1:87はどこで使われる?
縮尺1:87なら、細部を見せながら家庭にも収まるレイアウトを作れます。そのため、この縮尺を中心に模型のエコシステム全体が育ちました。
- HOゲージの鉄道模型 — 1:87で作られた機関車や車両が、軌間16.5mmの線路を走ります。
- 建物と情景 — 駅、家、橋、樹木などが列車の大きさに合わせて作られています。
- 車両模型 — 1:87の自動車、トラック、建設機械は、単独のコレクションとしても人気です。
- フィギュア — ホームや街並み、ジオラマを彩る人や動物です。
- ジオラマ — 模型が小さいぶん、狭いスペースにも情景全体を作り込めます。
縮尺1:87の実例
いくつかの具体的な数字があると、縮尺をイメージしやすくなります。
- 人 — 身長1.74mのフィギュアは、レイアウト上でちょうど2cmです。
- 車 — 長さ4.35mの車は、模型で5cmになります。
- 機関車 — 長さ16mの機関車は約18.4cmです。
- 客車 — 長さ26.4mの客車は、縮尺で約30cmになります。
- 建物 — 高さ8.7mの家は、レイアウト上で10cmです。