縮尺1:72とは?
縮尺1:72は、最初の数字が模型上の大きさ、2つ目の数字が実物の大きさを表す比率です。模型上の1単位が実物の同じ単位72個分に当たるので、模型の1センチは実物の72センチに相当します。
この縮尺が航空機模型のファンに広まったのは、72インチがちょうど6フィートに当たるためです。電卓が身近でなかった時代でも、翼幅をフィートで測って6で割るだけで、模型上のインチ寸法が求められました。Skybirdsなどのキットメーカーが1930年代にこの方式を確立し、それ以来、航空機模型の標準として定着しています。
縮尺係数は1/72、つまり約0.0139です。手で計算するときは、実物の長さを72で割れば模型の長さになり、模型の長さを72倍すれば実物の大きさになります。両方が同じ単位を使っていれば、どの単位でも計算は成り立ちます。
縮尺1:72はどこで使われる?
縮尺1:72は、大きなキットのかさばりを避けつつ棚に多くの種類を並べたい場面で使われます。
- 航空機模型 — 単座の戦闘機から4発の爆撃機まで、軍用・民間機のキットで最も一般的な縮尺です。
- 軍用フィギュア — 高さ約25mmの兵士や車両で、大きめのジオラマやウォーゲームの部隊に使われます。
- ロケット・宇宙船 — NASAのロケットを含む多くの宇宙開発史モデルが1:72で作られています。
- SF系キット — スタートレックなどSF作品の艦船モデルの一部も、他の一般的な縮尺と並んで1:72で作られます。
- 自動車・戦闘車両 — 1:48や1:35より小さい選択肢で、限られたスペースに多くの模型を並べたいときに便利です。
縮尺1:72の実例
いくつかの具体的な数字があると、縮尺をイメージしやすくなります。
- 翼幅 — 実物の翼幅11mは、模型で15.3cmになります。
- 機体 — 全長14.4mの機体は、模型で20cmになります。
- 兵士 — 身長1.8mのフィギュアは、模型で2.5cmになります。
- 爆撃機 — 翼幅32.4mは、模型でちょうど45cmになります。
- ロケット — 高さ110.6mの有名なサターンVは、模型でおよそ1.54mになります。